2019-08-10
木桶職人の桶光さんってこんな人①~木桶ワークショップに寄せて~
いつもきしな屋ブログを読んでくださっている皆様、ありがとうございます。
なかなか手が回らず、更新できずですみません!
今回は、来月9月16日にきしな屋大阪せんば店で開催される人気のワークショップ「自分で木桶を組んでみよう!」について、講師の木桶職人 桶光(おけみつ)さんについていろいろとお伝えしようと思います。
まず、ワークショップの詳細は下記です↓↓
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五島列島の日本一若い木桶職人「桶光」(おけみつ)の宮﨑光一氏による、木桶作りを体験できる大人気ワークショップです。
【ワークショップ内容】
①木桶とは?
そもそも木桶ってなに?
おひつやすし桶って、どうしていいの?
先人達の知恵がぎゅぎゅっと凝縮されたとっても機能的な道具、木桶。
木桶製品を使ったことがあることも、初めましての人も、楽しく木桶について学びましょう。
木桶の材料や作り方、構造などなど・・知れば知るほど奥深い、木桶のオモシロイおはなしです。
宮﨑さん、とても気さくなお兄さんなのでなんでも気軽に聞いてみてください。
②まず、竹箍(たけたが)を編んでみよう!
竹箍(たけたが)とは、すし桶やおひつの周りをぐるっと締めている竹を編んだもので
かつては、竹箍編み専門の職人さんがいたほど専門性が高く繊細な作業です。
木桶を組む前に、竹箍編みに挑戦!
③いざ、自分で木桶を組んでみよう!
ご自身の手で木桶の側面の板「側板」(がわいた)を円形に並べ、
自分で編んだ竹箍を使って組みあげていただきます。
初心者にはなかなか難しい作業ですが、宮﨑さんが桶のしくみや材の特徴についての説明をまじえて、分かりやすく教えてくれます。
材は吉野杉です。
サイズは直径7寸(21cm)
組みあがった側板と竹箍は、記念にお持ち帰りいただきます。(底板はありません)
ご自宅で分解して、再度組みなおして楽しむのもいいですね。
自分で組むことで木桶の構造がよくわかりますよ。
※ご希望があれば、ご自身で組んだ側板をおひつや湯桶に加工してお渡しすることもできます。
(加工には別途料金がかかります。)
おひつやすし桶、味噌桶などの木桶製品をお使いの方は
木桶の手入れの仕方、扱い方が身につきますよ。
【開催日時・費用・お申し込み方法・締切り】
・開催場所
きしな屋大阪せんば店
〒541-0058 大阪市中央区南久宝寺1丁目9-8ダイキビル1F
(地下鉄「堺筋本町駅」7番出口から南に徒歩3分、日本紐釦(ニホンチューコー)さん隣)
・開催日時
下記の日程の中からお選びください。
9/16(月・祝)
①10:30~12:00
②13:30~15:00
③16:00~17:30
・費用
3000円(税別)
・支払い方法
初めての参加の方は事前振込をお願いいたします。
※お申し込み後、振込先をお知らせいたします。振込手数料はご負担願います。
過去にきしな屋主催WS参加された方は直近のWSを明記頂ければ、参加当日に店頭でお支払い頂けます。
・お申込み方法
きしな屋大阪せんば店宛のFBメッセージもしくは、
きしな屋HPお問い合わせフォーム
(https://www.kishinaya.com/contact)よりお申込みください。
①ワークショップ名
②お名前(フルネーム)
③参加ご希望の時間帯
④参加人数
⑤住所
⑥電話番号
⑦きしな屋主催WS過去参加の有無
初めての方は「初めて参加します」、
過去に参加頂いた方は直近参加「WS名&開催日」を記入
をお知らせください。
・締め切り
9/9(月)17:00までにお申込みください
【キャンセルポリシー】
※9/9、17:00以降のキャンセルはキャンセル料として、受講料の半額を、
前々日~当日のキャンセルは受講料の全額を頂戴いたしますので、ご注意ください。
尚、初めて参加の方で振込完了後にキャンセルの場合は振込手数料を差し引いた額を返金振込いたします。
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ワークショップの概要はざっとこんな感じです。
自分で竹箍(たけたが)を編むところから始め、木桶の側板を組み、自分で編んだ竹箍で締めるという木桶作りの基本を体験できます。
竹箍を編むところに注目が行きがちだけど、
この側板を並べて締めるという作業、なかなかに難しい。
頭ではわかっていても自分でやるとなると、全然違うんですよね。なかなかできない(笑)
この側板を並べて締めるという作業、なかなかに難しい。
頭ではわかっていても自分でやるとなると、全然違うんですよね。なかなかできない(笑)
案外、お子さんの参加者さんがチャチャっと組んで、隣でお父さんが四苦八苦してたり。
そういうこと、結構あります。
大丈夫ですよ。講師の桶光さんがていねいに教えてくれます。
さて、講師の木桶職人「桶光」(おけみつ)の宮﨑さんって、なかなかオモシロイ人なんです。
なんというか、思ってる職人さんのイメージとだいぶ違うというか。
見た目とやってること、やってきたこととのギャップがすごいというか。
天然なのか、はたまた計算なのか??飄々とした雰囲気のおにいさんです。
年齢はたしか、27歳くらい・・・かな?
とにかく、若い。若い職人さんなんです。
桶職人さんの業界はどんどん高齢化が進んでいて、現在活動している職人さんの多くは60歳以上。
後を継いで職人になる人もほとんどいないので、若い職人さんは本当に貴重な存在です。
【「桶光」宮﨑さんの略歴】
長崎県の後藤列島、福江島にて自らの工房「桶光」を主宰する、日本一若い木桶職人。
小学生の頃より、近隣の長崎最後の桶屋「大島勝」氏のもとに通い、小学4年生の時に初めて桶を作った。
九州大学の農学部にて、山のこと、木のことを学んだのち、再び大島勝氏のもとで修業し、
平成28年4月1日に自らの工房を立ち上げ独立。
木桶製品の製造だけでなく、木桶の佳さを発信するためにワークショップを行ったり、
木桶職人集団「結い物で繋ぐ会」(ゆいものでつなぐかい)のメンバーとして醸造用の巨大木桶の製作に携わったりと
木桶業界の未来を担うべく幅広い活動を展開している。
(次回のブログに続く)
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