ここのところずいぶん春めいてきましたね。
桜のつぼみが一気に膨らみそうです。

同時に、花粉症がつらいという声もそこかしこから聞こえますが、
なぜか私、今年は20年来のお付き合いになる花粉症の症状がほとんど出ていなくて少々不気味です。
「出産して体質が変わったんじゃないの？」という友人の意見に期待です（笑）

ところで、先日きしな屋に入荷した新商品の話です。

「淡路島鱧ペスカトーレ」
ビン入りのパスタソースです。

ペスカトーレって、魚介類を使ったトマトソースのパスタですね。
イカとか貝なんかが入っているイメージです。

（↓私のペスカトーレのイメージ）

（商品についている説明書きママ）
イタリアの星付きレストランでも修行された井壺シェフが、淡路島産トマトと鱧（ハモ）を贅沢に使用し、島の旨味を凝縮したお店で提供するレベルのパスタソースです。弊社商品「淡路島ぱすた」にマッチするように作られていますが、他社の麺は勿論、ピザソース等にもご利用ください。

「淡路島ぱすた」でピンときた方は大当たり。
「めかぶ素麺」で有名な淡路島の「平野製麺所」の商品です。

平野製麺所の平野さんは、すごい技術を持った素麺職人です。
職人さんっていうと寡黙なイメージがあるかもしれませんが、平野さんは売り場に立てばプロのマネキンさん（試食販売員）顔負けのトークでめっちゃ売る、テレビに出ればリポーターの芸人さんよりおもしろいこと言う、と作って売ってしゃべれるスーパー職人なのです。

平野さんから試作段階のこの商品のサンプルをいただいたのは、もう昨年のこと。
小さなビンに入ったパスタソースを手に平野さんは「間違いなくおいしいんですが、ちょっと高いんです。」とバイヤーに言ったそう。
「一回味見して感想聞かせてください。」と言われていたもののバイヤーが出張で不在がちだったんのでなかなか試食できる機会がなく、その小さいビンに入った高いパスタソースは我が家の食品棚でしばらく眠っていたのでした。

そんな折、別件で平野さんにお電話した。
平野さん「パスタソース、味見してもらえましたか？」
私「ごめんなさい、まだなんです。次の出張から帰ってきたら必ず食べます。
平野さん、そういえば、あれっておいくら位の販売価格になるんですか？
バイヤーから、ちらっと高いと聞いたのですが・・」
平野さん「だいたい1000円くらいですね」
私「お、結構高いですね。」

結構高いですねと言ったものの、私の正直な意見は「めちゃくちゃ高いな！」でした（笑）
２人前、120ｇ入りの小さなビンで1000円。
何でそんな高くなっちゃうの？鱧？鱧が高いの？
ていうか、鱧入れなあかんの？
いや、これ、なかなかむずかしいんちゃう・・

一主婦としての私の率直な意見はさておき
とにもかくにも食べてみないことにはわからん。
バイヤーが出張から帰ってきしだい早速試食したのでした。

平野製麺所の「淡路島ぱすた」をゆでて、ガーリックオイルで炒めておいた具材とパスタとソースをフライパンで絡める。めっちゃ簡単。淡路島パスタは90秒でゆであがるので、ものの５分くらいで出来上がりました。

さ、あたたかいうちに食べよう。と食べ始めると、私もバイヤーもびつくり。
「なにこれ、めっちゃうまい！」
「なんでなん、なんでこんなおいしいのコレ」
ずるずるずるずる・・・
あっという間に完食。

いや、本当にちょっとびっくりするくらいおいしかったんです。
きっとこういう味やろうな、と予想してたおいしさの期待値を軽く超えていきました。
ゆでて絡めただけなのに、本当にプロの味。
「プロの味」と書いて売っている商品は世の中にたくさんあるものの、どのレベルの「プロ」かは商品によって違いますよね。ファミレスの800円のパスタの味もプロの味だし、専門店の3000円もプロの味。
淡路島鱧ペスカトーレは間違いなく、
ちゃんとしたお店のプロの味でした。

食べてみて納得、小さな１ビン２人前1000円は妥当でした。
2人前のパスタソースに1000円、というと主婦の感覚からするとずいぶん高いものですが、
この味ならリピートしたいと思いました。

平野さんが「間違いなくおいしいんですが、ちょっと高いんです。」と最初にバイヤーに言った言葉に間違いはなかった！さすが、スーパー職人平野さん！ありがとう平野さん！

店長キョウコ

※追記１「淡路島鱧ペスカトーレ」の販売価格は980円になりましたとさ（笑）

※追記２「淡路島鱧ペスカトーレ」は、きしな屋各店舗と下記リンクのきしな屋webshopにてお買い求めいただけます。
「淡路島鱧ペスカトーレ」